しばらく前に映画「Michael」を見てきた。映画館がむっっっちゃ混んでた。さすが伝説の人……。
この映画、実は予告編から興味津々だったんだが、見ようと思った動機は「マイケル・ジャクソンは伝説の人だが、よく知らないから」だった。
そして前情報はほとんどない状態で、Spotifyでマイケル・ジャクソンの楽曲を軽く予習した程度で見に行った。
マイケル・ジャクソンの楽曲予習感想
Spotifyでマイケル・ジャクソンの予習に使ったのは「This Is マイケル・ジャクソン」(定番)。
しばらく聴いてみた感想は、
- 聴き心地はいいけど、曲調としてはそんなに好みではない
- あの甲高い声はどこから出てんだ?
というくらい。マイケル・ジャクソンがダンスで有名なのは知っていたので、「パフォーマンスと一緒でないと魅力がわからんかも……?」という感想であった。
あとあの特徴的なシャウトが有名な人でもあるけれども、どこから出てるんだろうね? 声の高さはどうも話題であったようだ。歌の音域が高いよね。
映画「Michael」を見た直後の感想
- マイケル・ジャクソン役の人、本人とあまり印象が違わなくない?
- コンテンツのプロデュース力がすごくないか?
- マイケル・ジャクソンって苦労してたんだな……。
- 主演の人がジャクソン姓だが何者?
見てる最中~見終わった直後の感想はこんな感じだった。
おれはマイケル・ジャクソンのことは詳しくないなりに数回映像で見たことがあり、そのときの印象と映画を見た印象はあまり違わなかった。
そして印象的だったのはゲリラ的なツアーライブを計画しているときの「彗星が毎年来たらみんな見に行く?」という台詞。どんなふうに自分のコンテンツを売るかという視点がある、プロデュース力の高い人という印象を受けていた。
苦労に関しては、伝記映画なのでネタバレも何もないのではないかと思いつつなんとなく伏せるんだけど、全体を通して描かれている一本の筋が「自分の人生が思い通りにならない感じ」だった。小さい頃から大人になってまでも苦労していたんだなあと……。一方で「自分の力で人生を動かしていく力強さ」も描いていると感じたけれども。
見終わってからいろいろ調べて感想が変わっていった
映画を見終わってから、いろいろ調べたので、そのへんの感想もまとめとこうと思う。
主演のジャファー・ジャクソンについて
まずは主演のジャファー・ジャクソンがマイケル・ジャクソンの甥であることと、2年に渡るオーディションの末に主演を勝ち取ったというエピソードがすごかった。
一方で「マイケル・ジャクソンの再現」という点はあまり重視されないでほしいよね。彼はマイケル・ジャクソンの再来なんではなく、「高い演技力とたゆみない努力によって伝説のスターを銀幕に再現した人」なんだと思うので。
将来はあくまで「ジャファー・ジャクソン」として活躍していってほしいなと思う。
「Thriller」MVの完成度について
「スリラー(Thriller)」はさすがに有名だと思うんだけど、実はおれMVをしっかり通して見たことがなかったんだよね。現代では公式で4Kリマスターが公開されているので、映画のあとに見てみた。
これ短編映画みたいだよな。作品世界の中に解がないというか、見終わってからなお視聴者に解釈が委ねられる部分があるというか。
散々語り尽くされた感想だろうとは思うのだが、こんなにMVにストーリー性あることある? いや現代では結構あるけど、それってマイケル・ジャクソンが「スリラー」でやったからなんだよな……。
その上で「2026年の今見ても面白い」ってどういうこと?
このMVは映画の場面と比較した動画が上がっている。(これ著作権大丈夫なのか……?)
細かな部分で差異はあるんだが、おれは衣装のクオリティは原点のほうが高いことに一番驚いた。これはおれは「Michael」制作陣の原点リスペクトだと解釈している。映画から原点見る人は当然いるわけだし、そのときに「映画で見たのより本物のほうがもっとすごい!」ってなったらマイケル・ジャクソンファンとしては嬉しいんじゃないかなって……。
あと「スリラー」の見方が変わったのはこちらの解説動画。
どう解説されているかは動画を見ていただいて……。解説の後で改めてMVを見ると味わいが変わった。すごいな本当……。
こうして何重にも味わえる作品が「スリラー」MVだったわけなんですけど。きっと他のMVもそんな感じなんだろうな……。
マイケル・ジャクソンが「神様」扱いされる点について
マイケル・ジャクソンって当時だけでなく今も愛されているし、現代の若い人もリスペクトしている人だったりするわけだが、何がそんなに魅力なんだろう……と気になってこちらの動画も見てみた。
この動画の中で印象に残ったのは「ポーズが指先から爪先まで決まっている」「(マイケル・ジャクソンが)鏡の前で何百回も踊ったのを感じる」という主旨の発言。(細かい言い回しは違うかも)
ダンスのプロ目線で見ると、パフォーマンスの完成度が凄まじいということらしい。そういう見方はおれにはできないものなので、これもまたマイケル・ジャクソンの見え方が変わるきっかけとなった。
単に天才であるだけでなく、努力の人でもあったのだなと。
だからこそ時代を超えてリスペクトを集められるんだろうねえ。
父、ジョセフ・ジャクソンについての作中描写の感想
マイケル・ジャクソンの父、ジョセフ・ジャクソンについて作中の描写から思ったことも書いておく。
おれは彼には家族愛はあったんじゃないかと感じている。あくまで兄弟全体をユニットとして売りたがったのは、誰か一人がもてはやされるんではなく、兄弟が平等に受け入れられてほしかったんじゃないのかなあと。
念のため記しておくが、彼の所業を正当化したいわけではない。行動、言動ともにかなり悪質であるとは感じている。
けれども彼なりに息子たちへの愛情はあったんじゃないか、と、おれは思いたいなーという話。
これはかなり好意的な想像だとは思うし、作中の彼の本心がどうなのかや、現実の彼はどうだったのかは一視聴者に知る由はないんだけれども。
ただの悪辣な父親ではないのではないか、というのがおれの感想だった。
おわりに
マイケル・ジャクソンは、80年代~90年代のテレビ番組が印象に残っている人ならあまりいいイメージを持ってない人もいるんじゃないかと思う。そのへんの報道に関しては真偽不明瞭なものも多いので、おれから言及できることは特にないんだけれども……。
彼のパフォーマンスはやはり一見の価値があると思うし、その裏にどれだけの努力があったか、どんな物語があったかと調べてみると、一本の映画ではとても語り尽くせない人なんだとわかった。
ファンになったかと言われると、感覚的には違うんだけれども。
マイケル・ジャクソンへのリスペクトが芽生えた良い伝記映画だった。
続編も楽しみだなあ。
未見の人はぜひマイケル・ジャクソンの入り口にどうぞ!





